CASE.2

新しくAccessを開発し業務改善したい方へ

業務改善・業務効率化を図るため、Accessで新しくシステム構築をご検討されている方に向けて私たちの見解を述べさせていただきます。

Accessは、ExcelやWordでお馴染みのマイクロソフト社の製品で「画面」と「データベース」、そして「帳票」の3つの機能が統合されたデータベースソフトで小規模な業務システムを構築するのに向いています。ノンプログラミングでも作成が可能なため本屋さんに多数の入門書籍が置かれています。

Accessについて

Accessの仕組みはフォーム(画面)、DB(データベース)、レポート(帳票)の機能が一緒になった統合的かつシンプルな構造で小規模な業務システムを簡潔かつスピーディーに開発するためベストなソフトウェアであり開発環境です。

AccessはMicrosoft Officeの上位モデルに最初からインストールされていますが、Access単体で購入することも可能です。
またAccessで構築した業務システムを実行するだけであればAccess Rumtime(無料版)をパソコンにインストールするだけで済みます。

Accessの歴史としては1992年に最初のバージョンAccess 1.0が米国でリリースされ、その後バージョンアップを繰り返し現在の最新バージョンはAccess 2019になっています。
Access 2007からは新しいファイル形式(ACCDB)が導入され大幅に新機能が追加されています。

Accessのメリット

  • ・メンテナンスが容易にできる
    (簡単な構成であれば、システム技術者でなくても作成やカスタマイズができる)
  • ・Excelと相性が良い
    (Excelに蓄積されたデータシートをそのままAccessに取り込むことができる)
  • ・集計業務をシステム化しやすい
    (入力/集計・抽出/出力の機能が分かれているのでExcelよりも動作が軽量)
  • ・小規模から中規模くらいまでのシステムを効率よく開発するのには有用
  • ・Accessのライセンスが不要
    (Accessライセンスを購入せずとも、Access Runtimeで実行させることができる)

Accessのデメリット

  • ・Accessファイルの最大容量が2GBまで
  • ・大規模なシステム構築には不向き
  • ・複数のパソコンからアクセスされるデータベースとしては不向き
  • ・膨大なデータ量の一括処理には不向き
  • ・大人数で同時使用するとファイルが破損することがある
  • ・Microsoft製品のバージョンに依存する
    (WindowsOSやOffice製品への小まめなバージョン対応保守が必要)

こんなお悩みありませんか?

  • ・昔からコピーして使っているExcelブックがいっぱいでExcelに限界を感じている
  • ・Excelをデータベース代わり使っていたが、データ量の増加により集計処理が遅くなって困っている
  • ・費用をかけず、その業務だけ、小さなシステムを作りたい
  • ・市販のソフトを使っているが業務に合わず一部の機能だけしか使っていない
  • ・本社と支店で売上データの一元管理ができていない

今の時代にAccessでいいですか?

今はWebシステムの時代です。
Accessは非常に便利なデータベースソフトですがWebシステムにはできません。
外出先でPCやスマホからAccessに格納された情報を見ることはできず、その情報を見るには社内に戻ってAccessを起動しなければなりません。

もしリアルタイムに社外から情報にアクセスしたい場合にはWebデータベースのご利用をおススメいたします。

Webデータベースとして一番有名なものはサイボウズ社のkintoneがあります。(有料)
私たちはオープンソースWebデータベース(無償)のpleasanterをおススメしております。

まとめ

Accessはメリットばかりではなく、デメリットもあります。

お客さまの使用用途、使用人数、社内環境、志向、優先順位によって選択ポイントが変わってきます。
じっくりヒアリングさせていただきベストなご提案をさせていただきます。

私たちの会社には約50名の技術者がおりますが、Access開発チームは会社全体の1割程度です。
技術者の多くがAccess以外の開発に携わっておりますので、中立的なパートナーとしてお客さまの現状に合ったシステム構築(Access以外)のご提案も可能です。

とはいえ、喜んでAccessを使った「業務改善」のお手伝いをさせていただきます!

お見積り無料、ご相談無料