【クラウド化】AccessとSharePointの価格まとめ
おすすめは、Microsoft 365 Business Standard
Accessをクラウド化するためには、
「Access」と「SharePoint」の2つを含むOffice製品を購入する必要があります。
Office製品の種類(ライセンス形態)は、非常に多種多様となっており、
どれがいちばん良いのか分かりにくいです。
そこで、現在販売されている各Office製品について、
「Access」と「SharePoint」の2つのライセンスが含まれているのはどれか、
調べてみました。
ライセンスの種類は、大きく分けて2種類
1.月額/年額課金ライセンス
毎月または毎年、料金を支払い続けることで使用できるライセンスです。
「サプスクリプション版」とも呼ばれます。
2.永続ライセンス
最初に1回だけ料金を支払えば使用できるライセンスです。
Office付きのパソコンを購入した場合は、永続ライセンスであることが多いですが、
念のためパソコンを購入する前に、どちらか確認する方がよいでしょう。
以下に、分かりやすく表にしてみます。
「Access」と「SharePoint」の両方含むものを、製品名青字で記載します。
※各Office製品には、
「Excel」や「Word」、「Outlook」など、
他のアプリも含まれますが、ここでは、
「Access」と「Share Point」の2つに絞って、記載します。
※価格は2021/08時点のものです。
1.月額/年額課金ライセンスのMicrosoft Office
月額/年額課金ライセンスは、
毎月または毎年、料金を支払い続けることで使用できるライセンスです。
この中で、さらに3種類に分けることができます。
1-1.家庭向けのMicrosoft Office
製品名 |
1年あたりの価格 |
Access | Share Point |
Microsoft 365 Personal | 12,984円 | ○ | × |
家庭向けの Office には、Share Pointが含まれないため、Accessをクラウド化できません。
1-2.一般法人向けのMicrosoft Office
製品名 |
1年あたりの価格 |
Access | Share Point |
Microsoft 365 Apps for business | 11,880円 | ○ | × |
Microsoft 365 Business Basic | 7,128円 | × | ○ |
Microsoft 365 Business Standard | 17,952円 | ○ | ○ |
Microsoft 365 Business Premium | 28,776円 | ○ | ○ |
Microsoft 365 Business Basic は、Accessが入っていません。
1-3.大企業向けのMicrosoft Office
製品名 |
1年あたりの価格 |
Access | Share Point |
Microsoft 365 Apps for enterprise | 17,160円 | ○ | × |
Microsoft 365 E1 | 1,1484円 | × | ○ |
Microsoft 365 E3 | 45,936円 | ○ | ○ |
Microsoft 365 E5 | 81,840円 | ○ | ○ |
Microsoft 365 F1 | 3,168円 | × |
○ |
Microsoft 365 F3 | 11,484円 | ○ |
○ |
F1とF3は、Share Pointのデータを管理することができない制限付きのOfficeです。
(現場担当者向けのライセンスです。)
【ご注意】
・月額/年額課金ライセンスの価格は、
弊社にて「1年あたりの税込相当額」に換算して記載しているため、
実際の価格とは若干、誤差があります。
2.永続ライセンスのMicrosoft Office
最初に1回だけ料金を支払えば使用できるライセンスです。
家庭/一般法人向けのMicrosoft Office
製品名 |
価格(税込) |
Access | Share Point |
Microsoft Access 2019 |
16,284円 | ○ | × |
Microsoft Office Personal 2019 |
32,784円 | × | × |
Microsoft Office |
38,284円 | × | × |
Microsoft Office Professional 2019 |
65,784円 | ○ | × |
永続ライセンスのOfficeは、全て、Accessをクラウド化できません。
以下に記載するSharePointのみのライセンスを、別途購入すれば、
クラウド化することは可能です。
※SharePointのみの月額/年額課金ライセンスも・・・
SharePointのみのライセンスもあります。
ただし、SharePointは、月額/年額課金ライセンスのみで、永続ライセンスはありません。
Accessは入っているのに、SharePointが含まれないOfficeと
組み合わせて使うことができます。
一般法人/大企業向けのSharePoint
製品名 |
1年あたりの価格 |
Access | Share Point |
SharePoint Online |
7,128円 | × | ○ |
SharePoint Online |
14,388円 | × | ○ |
プラン1は一般法人向け、プラン2は大企業向けです。
まとめ
現在販売されている各Office製品の中では、
Microsoft 365 Business Standard
が、最も安価にAccessのテーブルをクラウド化できるので、
おすすめです。
家庭向けのOfficeと、
永続ライセンスのOfficeは、
Accessのテーブルをクラウド化できません。
その場合、Accessとは別に、
SharePointのみの、月額/年額課金ライセンスを追加購入することで、
クラウド化することは可能です。
大手SIerに長年常駐し大規模システムの経験を重ねプログラムスキルとDB設計を磨く。AccessおよびExcelのVBAを得意とする。
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