フォームとは?初心者でも簡単にできる作成方法

2025/10/20(更新日:2025/11/11) Accessコラム

Accessには「フォーム」という画面作成機能があります。
「テーブルは分かるけど、フォームって何?」という方も多いのではないでしょうか。

フォームとは、データを見やすく入力・編集するための操作画面です。
本記事では、初心者向けにフォームの役割、メリット、作り方を分かりやすく説明します。

Accessフォームの役割とメリット

Accessでは、データは「テーブル」に保存されています。
テーブルを直接開いて入力・編集する操作をテーブル操作といいます。

しかし、テーブルの直接編集には次の課題があります。

・入力ミスが起きやすい

・データが見づらい

・操作に慣れが必要

そこで、フォームを使うと次のメリットがあります。

メリット 内容
誰でも使いやすい 画面レイアウトで迷わない
入力ミス防止 必須チェック・入力制限が設定できる
操作が明確 登録・検索ボタンで処理が簡単
業務に合わせて設計可能 必要項目だけ配置できる

フォームの作り方(基本手順)

Access の「フォームウィザード」を使用すれば、
作成済みのテーブルをもとにフォームが自動生成され、
10分程度で基本的なフォームを作成できます。

手順:

1.ナビゲーションウィンドウで対象のテーブルを選択

2.メニューから「作成」→「フォームウィザード」をクリック

3.表示したいフィールドを選択

4.レイアウトを選択、「完了」をクリック

これで、入力・編集が可能なフォームが完成します。
まずは自動作成し、後から調整する方法が効率的です。

デザインビューで調整する

フォームは「デザインビュー」で見た目を整えられます。

・ラベル・入力欄の位置やサイズを調整

・背景色・文字色の変更

・ボタンの配置(登録・閉じるなど)

💡 ポイント

コントロール(入力欄やボタン)にはルールを付けておくと、後で管理しやすくなります。

例:

・txt氏名(テキストボックス)

・lbl部署名(ラベル)

・btn登録(ボタン)

フォームの種類と使い分け

Accessのフォームには、目的に応じていくつかの種類があります。

まずは詳細フォームで基本的な入力画面を作り、
実務で入力の流れをつかんでから、
帳票フォームや分割フォームにステップアップするのがおすすめです。

ビューの変更は、
プロパティ書式既定のビューで行えます。

種類 用途 初心者推奨
詳細フォーム 1件ずつ表示・入力 ◎ 最初はここから
複数のアイテム フォーム(帳票フォーム) 一覧表示・参照 ○(慣れたら)
分割フォーム 詳細+複数同時表示 △(中級者向け)

まとめ

・フォームとは入力・表示・編集の操作画面

・まずは詳細フォームで作り、慣れてから応用

・ウィザード利用で10分程度で作成可能

・入力ルールやボタンを追加し、使いやすく改善していく

フォームを活用することで、Accessがより使いやすくなります。
まずはシンプルな画面から始めてみましょう。

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