Access2010のサポート終了間近。ADPファイルは移行が必要です。

2020/07/22 Accessコラム
タグ: , ,

Access2010は、Microsoftによる延長サポートが2020年10月13日で終了します。

まだAccess2010以前のバージョンをお使いの場合、
サポート終了後はセキュリティ上のリスクが高くなるため、
より新しいAccess2013以降へバージョンアップすることが推奨されています。

Access2013以降は、ADP形式のファイルが使えない

Access2013以降では、
ADP形式のAccessファイル(拡張子.adp)が使えなくなったため、
問題となっています。

ADP(Access Data Project)とは、
Accessのフォームやレポートなどの機能を、
Accessファイル内のデータベースに接続するのではなく、
SQLServerという外部のデータベースに接続するためのファイル形式です。

SQLServerは、データセンターやクラウド向けの本格的なデータベースであり、
そこにAccessで手軽に接続できる手段として大変便利でした。

また、AccessとSQLServerは、同じMicrosoftの製品であり、
ADPはお互いの接続のために特化した作りになっており、
高速に接続することができました。

このように便利なADPでしたが、Access2013以降から廃止されました。
Access2013以降では、ADPファイルを開くことすらできなくなるので、
事前に、Access2010で、ADPから別のファイル形式に移行が必要です。

ADPファイルの移行方法

ADPファイルの代わりとして、通常のaccdbファイルに作り替えることになります。

ODBCのような汎用的なデータベース接続方法に作り替えることで、
Accessからも引き続きSQLServerを使用することができます。

しかし、残念ながら、これまで大きなメリットだった、
SQLServerを「手軽に」「高速に」使うことはできなくなります。

なお、SQLServerの方においても、
バージョンアップと共に、ADPの接続機能が廃止されており、
SQLServer2012以降には、ADPで接続することができません。

今後はODBCが主な接続方法になると思われます。

まとめ

ADPファイルが使えなくなるという問題は、
Access2013がリリースされた当初からの問題でしたが、
まだADPから切り替えられていないお客さまから
ご相談をいただくことがあります。

このままAccess2010を使い続けると、Access2010のサポート終了後は、
セキュリティのリスクを抱えたまま運用し続けることになるため、
多少の手間をかけても、新しいバージョンのAccessへの移行が必要です。

なお弊社では、Accessの改修のご依頼をいただく際、
お見積りのため、既存のAccessファイルをご提供いただくことが多いですが、
ADP形式からの移行の場合、接続先のデータベースがSQLServerとなり、
Accessの外への接続が発生するため、
その点も考慮しながら、お見積りをさせていただきます。

詳しくはお問い合わせください。

Access開発サポートがわかる、
3つのコンテンツ