費用感をざっくりと、AccessのSQL Server化
Accessのデータベース部分をSQL Server化する
費用感をざっくりと、お伝えさせていただきます。
お使いの〇△〇△管理システムをSQL Server化する
※リンクテーブル形式
<現行>
・画面(Access) + データベース(Access)
↓↓↓↓↓
<SQL Server化>
・画面(Access) + データベース(SQL Server)
結論として、
AccessのSQL Server化は「100万円以内」ではむずかしい。
内訳として大きく3つあります。
1.SQL Serverのライセンス費だけで50万円を超えきます。
2.SQL Serverを動かすパソコン(サーバー)はどうする?
3.環境構築(Access+SQL Server)にも費用がかかる訳です。
1.SQL Server + 2.パソコン + 3.環境構築 = 〇〇〇万円 となります。
SQL Serverのライセンスについて
下記、SQL Server 2019の価格をまとめた表です。
エディション | 価格 | ライセンスモデル |
Enterprise | $13,748 | 2 コア パック |
Standard – コア単位 | $3,586 | 2 コア パック |
Standard – サーバー | $899 | Server |
Standard – CAL | $209 | CAL |
SQL Server化するうえで、一般的な選択肢は「Standard – コア単位」になるでしょう。
【Standard – コア単位】エディションの価格は、3,586ドルとあります。
「3,586ドルだから、50万を超えないだろう?」 と思ったのではないでしょうか。
ところが・・・
1台のパソコンでSQL Serverを動かすためには、
【Standard – コア単位】が2つ以上(4コア)必要なのです。
つまり、3,586ドル × 2 = 7,172ドル
詳しくは公式サイトをご覧ください↓↓↓
SQL Serverを動かすパソコン(サーバー)について
SQL Serverを動かすためには、物理的にサーバーが必要です。
SQL Serverを導入してシステムの安定性・安全性を求めるはずなので、
「古いパソコンや自分のパソコンを使っちゃう?」という話にはならないと思います。
新しくそれ相応のサーバーを買うとなると、数万円では買えないでしょう。
スペックによりますが、最低でも20万円~ というのが肌感覚です。
環境構築について
環境構築も手間がかかるポイントです。
やることを大まかに列挙します。
・新しく買ったサーバーのセットアップ
・SQL Serverのインストール
・データベースの移行(Access ⇒ SQL Server)
・Accessのデータベース接続修正(画面側)
・データベース変更に伴う、全体的な動作テスト
どうでしょうか?
1つ1つの難易度は高くありませんが、それなりの時間がかかってきます。
無料で使えるSQL Server
実は、SQL Serverには無料版(Expressエディション)があります。
※正式にマイクロソフト社が出しているものです。
しかし、有料版と違い「機能制限や容量制限」があります。
用途が満たせるのであれば、無料版の選択はアリです。
エディション | 価格 | ライセンスモデル |
Express | 無料 | 該当なし |
まとめ
SQL Serverのライセンス費は安くありません。
導入には、御社の状況や費用対効果を十分に熟考する必要があります。
また、無料だからといって安易にExpress版を選択するのも危険かと。
無料版にこだわって、本来の趣旨からズレてしまっては元も子もありません。
よくよく考えたら「Accessはそのままで、運用方法を変えればOK」と、
SQL Server化をすることなく問題解決するかもしれません。
お悩みごとがあれば、お気軽にご相談ください。
お役立ちたいと思っております。
山梨県在住の女性プログラマー。20代は東京に上京してスキルを磨いてきた。Access以外では.NETシステムに多く携わっている。
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