【クラウド化】AccessとSharePointの価格まとめ

2021/04/13(更新日:2025/05/09) Accessコラム

おすすめは、Microsoft 365 Business Standard

Accessをクラウド化するためには、
「Access」と「SharePoint」の2つを含むOffice製品を購入する必要があります。

Office製品の種類(ライセンス形態)は、非常に多種多様となっており、
どれがいちばん良いのか分かりにくいです。

そこで、現在販売されている各Office製品について、
「Access」と「SharePoint」の2つのライセンスが含まれているのはどれか、
調べてみました。

 

ライセンスの種類は、大きく分けて2種類

1.月額/年額課金ライセンス

毎月または毎年、料金を支払い続けることで使用できるライセンスです。

「サプスクリプション版」とも呼ばれます。

 

2.永続ライセンス

最初に1回だけ料金を支払えば使用できるライセンスです。

Office付きのパソコンを購入した場合は、永続ライセンスであることが多いですが、
念のためパソコンを購入する前に、どちらか確認する方がよいでしょう。

 

以下に、分かりやすく表にしてみます。

「Access」と「SharePoint」の両方含むものを、製品名青字で記載します。

※各Office製品には、
 「Excel」や「Word」、「Outlook」など、
 他のアプリも含まれますが、ここでは、
 「Access」と「Share Point」の2つに絞って、記載します。

※価格は2025/05時点のものです。

 

1.月額/年額課金ライセンスのMicrosoft Office

月額/年額課金ライセンスは、
毎月または毎年、料金を支払い続けることで使用できるライセンスです。

この中で、さらに3種類に分けることができます。

1-1.家庭向けのMicrosoft Office

製品名

1年あたりの価格
(税込相当額)

Access Share Point
Microsoft 365 Family 27,400円 ×
Microsoft 365 Personal 21,300円 ×

家庭向けの Office には、Share Pointが含まれないため、Accessをクラウド化できません

 

1-2.一般法人向けのMicrosoft Office

製品名

1年あたりの価格
(税込相当額)

Access Share Point
Microsoft 365 Apps for business 14,832円 ×
Microsoft 365 Business Basic 10,788円 ×
Microsoft 365 Business Standard 22,488円
Microsoft 365 Business Premium 39,576円

Microsoft 365 Business Basic は、Accessが入っていません

 

1-3.大企業向けのMicrosoft Office

製品名

1年あたりの価格
(税込相当額)

Access Share Point
Microsoft 365 E3 60,708円
Microsoft 365 E5 98,496円
Microsoft 365 F3 14,388円 ×


(制限有)

F3はShare Pointのデータを管理することができない制限付きのOfficeです。
(現場担当者向けのライセンスです。)

 

【ご注意】

・月額/年額課金ライセンスの価格は、
 弊社にて「1年あたりの税込相当額」に換算して記載しているため、
 実際の価格とは若干、誤差があります。

 

2.永続ライセンスのMicrosoft Office

最初に1回だけ料金を支払えば使用できるライセンスです。

家庭/一般法人向けのMicrosoft Office

製品名

価格(税込)

Access Share Point

Microsoft Access 2024
(Accessのみ)

22,370円 ×

Microsoft Office
Home & Business 2024

43,980円 × ×

Microsoft Office Home 2024

34,480円 × ×

永続ライセンスのOfficeは、全て、Accessをクラウド化できません

以下に記載するSharePointのみのライセンスを、別途購入すれば、
クラウド化することは可能です。

過去にはMicrosoft Office Personal と Microsoft Office ProfessionalというAccessは含まれているがSharePointが含まれていない買い切りライセンスが存在していました。

現在、Microsoft Office Personal と Microsoft Office Professional の2024年版は販売されておらず、買い切りのライセンスでAccessを使いたい場合にはAccess単体を購入する必要があります。

 

※SharePointのみの月額/年額課金ライセンスも・・・

SharePointのみのライセンスもあります。

ただし、SharePointは、月額/年額課金ライセンスのみで、永続ライセンスはありません。

Accessは入っているのに、SharePointが含まれないOfficeと
組み合わせて使うことができます

一般法人/大企業向けのSharePoint

製品名

1年あたりの価格
(税込相当額)

Access Share Point

SharePoint Online
(プラン 1)

8,988円 ×

プラン1は一般法人向け、プラン2は大企業向けです。

過去には大企業向けにプラン2が販売されていましたが、現在の単体購入はプラン1のみとなっています。

 

まとめ

現在販売されている各Office製品の中では、

Microsoft 365 Business Standard

が、最も安価にAccessのテーブルをクラウド化できるので、
おすすめです。

家庭向けのOfficeと、
永続ライセンスのOfficeは、
Accessのテーブルをクラウド化できません。
その場合、Accessとは別に、
SharePointのみの、月額/年額課金ライセンスを追加購入することで、
クラウド化することは可能です。

 

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