主キーの基本がわかる3つのポイント

データベース設計において主キーは最も基本でありながら、非常に重要な機能です。
私は、Access初心者だった時に主キーの使い道がわからなかったので、この記事を書きました。
この記事では、主キーの基本を押さえるため3つのポイントに絞って、初心者にもわかりやすく説明します。
1.主キーは「データを区別するための目印」
主キーは、テーブルの中のデータをひとつずつ見分けるための目印です。
例えば、社員情報をまとめた表に「社員ID」を主キーとして付けておけば、同じIDの人を重ねて登録することはありません。
これにより、誰が誰かを正確に管理できます。
・主キーに設定された列には重複データを登録できません
・主キー列はNULL(空の値)を許容しません
2.主キーには「変わらない値」を使う
主キーには、あとから心配のない変わらない値を使うのが大事です。
例えば、名前や住所は変わることがありますが、主キーが変わるとつながっている他のデータにも影響が出てしまいます。
そのため、主キーには変わらない番号やコードを使うのが安心です。
・自動で番号がふられるID列(オートナンバー)
・会社で決めた「社員番号」や「商品コード」など
3. 主キーがあると「別の表とつなげられる」
主キーがあると、ほかの表とデータを繋ぐことができます。
たとえば、「社員ID」を使って、社員の情報と出勤記録を結びつけることができます。
これにより、バラバラのデータをわかりやすく整理できるようになります。
・社員テーブル(主キー:社員ID)
・勤怠テーブル(社員IDを使って社員テーブルとつながる)
「誰が何時に出勤したか」がわかる!
まとめ
主キーの基本を理解するための3つのポイントをおさらいしましょう!
・主キーはデータを区別するための目印
・主キーには変わらない値を使う
・主キーがあると別の表とつなげられる
主キーは、見た目以上にデータの信頼性と使いやすさを左右する要素です。正しい理解と設計で、堅牢なデータベースを目指しましょう。