Access2019の64bit版をインストールすると、APIエラーが発生

2019/10/15(更新日:2021/08/20) Accessコラム

お客様から

「新しく買ったパソコンで、Accessから突然エラーが出た!」

こんなお問い合わせをいただくことがあります。

そのエラーは、Accessの64bit版が原因かもしれません。

Windows API が原因

Accessの中で「Windows API」を使っている場合があります・・・

「Windows API」を使うためには、プログラムで宣言(書き方)というものをします。

その書き方でAccessの32bit版と64bit版で違いがあるんです。

32bit版には32bit用の書き方 「〇〇〇〇〇

64bit版には64bit用の書き方 「◇◇◇◇◇

これが合ってないとエラーが発生します!

 

64版bitエラーについては、こちらをご覧ください。

 

自動的にインストールされちゃう

ありがちなケースとしては、

・Access 2016以前のバージョンで開発したAccess

・Windows APIを使っている

この条件のシステムを最新のAccess(2019以降)で動かそうとすると、エラーで出て動かない。

 

エラーを引き起こしてしまうのは、

パソコンにAccessをインストールするときの挙動にあります。

Access 2016までは、32bit版が自動的にインストールされる

Access 2019以降は、64bit版が自動的にインストールされる

だから

新しいパソコン買って、最新のAccessをインストールすると

Accessの64bit版の環境が作られてしまうのです。

そして、エラー発生!!

まとめ

ご安心ください。

最新のAccess(2019以降、365)でも、32bit版をインストールすることは可能です。

インストール時に「32bit版の選択ができます」お忘れなく。

 

マイクロソフトのサポートサイトをご覧ください。
64 ビット版または 32 ビット版の Office を選択する

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