Accessの出張改修をしてきました:テレワーク導入対応
新型コロナの影響でテレワークを導入しているお客さまから、社内のAccessを、社外からも使えるようにしたいというご要望があり、その日のうちに対応した事例をご紹介します。
テレワークしながらAccessに接続したい
「テレワークのため社外からアクセスできるサーバーを用意したので、Accessをそこに置きたい」
というお問い合わせがあり、急ぎでのご希望でしたので、即日、お伺いして状況を確認しました。
お客さまの環境
<パソコン環境>
Windows10のクライアントPC:数台
ファイルサーバー:1台
<Access環境>
クライアントPC:画面ありのaccdbファイル(画面部分だけ)
ファイルサーバー:画面なしのaccdbファイル(データベース部分だけ)
<ネットワーク環境>
社外のクライアントPCからファイルサーバーへのアクセスが可能
お伺いしてAccessを改修
定番の「画面」と「データベース」を分けたAccess構成ですが、
リンクテーブルを使わず、ADOでデータベースに接続する
手法を使っていたため、
VBAのソースを改修する必要がありました。
その場で、改修を行いました。
動作OK ただし操作感にモタつきあり
動作確認には、
お客さまが実際にテレワークで使用する
ノートPCと、モバイルWi-Fiルーターを使用しました。
改修したAccessの動作を確認したところ、
動作がかなりモタつきます・・・
これは、社外からのアクセスは
インターネット回線を使うことになり、
データ暗号化などのセキュリティ対策を行っているため、
社内よりも回線条件が悪くなり、
Accessの応答時間が長くなるためと考えられます。
モタつきを除けば、動作自体は問題ないので、
このまま様子を見ていただくことになりました。
まとめ
新型コロナの影響でテレワークを導入し始めたお客さまは多いと思います。
今回は、お客さまが事前に
社外アクセス可能なサーバーを用意していただけたため、
お問い合わせ当日に対応することができました。
また、社外アクセス環境はセキュリティ対策が必要で、
回線条件が悪くなる可能性が高いです。
テレワーク導入の際には、十分ご検討いただくことをおすすめします。
大手SIerに長年常駐し大規模システムの経験を重ねプログラムスキルとDB設計を磨く。AccessおよびExcelのVBAを得意とする。
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